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蔵元紹介 -白藤酒造店

能登地方輪島で醸す高品質少量生産の酒

「能登の里山里海」として世界自然遺産に日本で初めて登録された能登地方の日本海の海岸近くに酒蔵があります。白藤酒造店は、19世紀の中頃から続いている酒蔵です。今の杜氏の父親の時から、蔵元杜氏(酒蔵の社長である蔵元が杜氏も兼ねる体制)になりました。現在は社長が杜氏で、奥様が麹を担当。他は漁師数名が酒造りの時期だけ蔵人として来る家族経営の酒蔵です。一般的には稲作農家が蔵人になることが多く、漁師が蔵人になるのは珍しいといえるでしょう。

全量で約40,000Lを丁寧に造ります。その中で無農薬・無肥料で栽培される「自然栽培米」の日本酒は約2.5%のみ。とても希少な日本酒です。2017年から自然栽培米を原料とした醸造を始めました。きっかけは米農家からの依頼でした。

世界自然遺産で行われる自然栽培での米作り

どこが田んぼかわかりますか?

「奥能登の白菊✕自然栽培米」という名前の日本酒で使われているお米は、世界自然遺産である能登の里山で栽培されています。放置されていた昔の川の流れの跡といわれる森と小山に囲まれた土地で、新井さんは12年前に自然栽培を始めました。市場を介さず直接消費者が指名買いする食用として最高級のコシヒカリを栽培しています。豊かな里山の生態系と共存する自然栽培の田圃は色々な人が視察に来るところです。新井さんは、10周年の年に「この米で日本酒を造ってお客様へプレゼントしたい」と考え、同じ輪島市の白藤酒造店へ相談しました。これがきっかけで、この食用最高級コシヒカリを原料とした日本酒が誕生しました。

少量高品質醸造の白藤酒造店と、新井さんという一人の農家が手間暇かけて自然栽培した最高級コシヒカリが出会って、他に類を見ない日本酒が誕生したのです。

白藤酒蔵店の定番酒

店長のコラム

酒蔵概要

名称:株式会社白藤酒造店
創業:江戸末期(19世紀中頃)
住所:石川県輪島市鳳至町上町
webサイト: http://www.hakutousyuzou.jp/index.html

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