有機栽培農家と丹波杜氏の技から生まれる
色々な酒米の競演

山名酒造

市島の地

兵庫県丹波市は農林水産省から全国に約47地区ある「有機農業モデル地区」に認定されています(H21年時点:注)。「有機の里・丹波」を掲げて活動していますが、市島地区はそれ以前の1975年に「市島有機農業研究会」を発足させていました。また多くのIターン就労者がいることでも知られる日本有数の有機栽培地域なのです。お米に限らず、いろいろな有機栽培が行われており、山名酒造では有機栽培経験の豊富な農家の方々へ酒米の栽培を委託しています。有機栽培が根付いた地域ならではの優良な酒米が栽培されています。

注)出典:農林水産省Webサイト http://www.maff.go.jp/j/seisan/kankyo/yuuki/y_model_town/

昔ながらの手作業が満載

年間総製造量五百石。 山名酒造の生産量です。今でも蔵元の規模は”石(こく)”という単位で語られます。一合が180ml、十合は一升、ここまでは皆さんご存知ですよね。十升は一斗、斗瓶と言われるガラスの瓶に特別に絞ったお酒を「斗瓶囲い」と言いますよね。これは十升分です。十斗が一石。つまり一石は100升です。という事は五百石は一升瓶で50,000本。比較的小さな蔵と言われる規模です。蔵の方に伺うと「今の造り方ではこれが精一杯の量です」とのこと。この本数ですので、機械化されているところは少なく昔ながらの手作業が残ります。一升瓶の瓶の封も、再利用瓶のひび割れ確認も一本ずつ手作業です。一本ずつから蔵の気持ちが伝わってくる気がします。

新しい酒米への挑戦

2018年6月に兵庫県から新しい酒米が発表されました。海外への輸出を想定して初めてローマ字名称を採用した酒米「Hyogo Sake 85」です。この酒米で醸された最初の販売酒は、兵庫県下でも3つの蔵元に限定されました。その一つが山名酒造です。市島地区でこの酒米を栽培し、2018年6月から販売を開始しました。お酒の名前もそのままずばり「Hyogo Sake 85」です。酒米に意識を向けてもらいたいという思いからかラベルの形もお米の形です。稲穂の写真を見てもらえるとわかる通り、米の品種によって背丈も異なれば栽培の注意点も変わってくると言います。もちろん、出来上がってくるお米の性質も異なります。今回、新たな酒米への挑戦は、農家の方々と酒蔵両方の挑戦なのです。どんなお酒に仕上がったか是非お試しください。

若者顔でも芯はしっかりしています


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蔵元概要
名称:山名酒造株式会社
創業:江戸 享保元年(1716年)
住所:兵庫県丹波市市島町上田211
webサイト:http://www.okutamba.co.jp/

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