今年も「たるざけ」の季節がやってきました! 生酛造りの純米酒が杉の樽で熟成されて、その香りと成分をお酒の中に取り込んでの生詰です。仁井田本家の自社山の杉の木を使用した樽での熟成です!
しっかり冷えていると樽の香りはかなり感じにくくなりますが、その代わりに米の甘い香を感じやすくなります。今年は例年よりは少し樽香は控えめかもしれません。精米歩合は80%ですが「キレイ」です。仁井田本家らしいスッキリしたコクがある感じです。冷やしている場合は飲みすぎに注意してください。呑む少し前に冷蔵庫から出しておくと、味わいと冷たさのバランスが良くなると思います。
燗をしていただくのもおすすめです。温度は70度から40度まで色々な温度帯でお楽しみいただけます。スッキリした感じを残したい場合は、40度で。まろやかさ重視の場合は、60度まであげてから45~40度くらいまで下げた燗冷ましで。70度まで上げるとキレが良くなります。ちょっと熱いので呑むときは気を付けてください。
温めると少し甘味が強くなりますが、生酛の酸が後をスッキリさせてくれます。70度でもツンとくる臭いは全くしません。酸が際立ってスルスル呑めます。
蔵からのコメント
しぜんしゅの良さであるとろりとジューシーな味わい、生酛仕込の酸が程よく米の旨味を引き立てています。
杉の香りや成分がお酒の中に溶けだし、その成分中にアロマテラピーに利用されるリラクゼーション効果や沈静効果などが確認されています。
※『しぜんしゅブランド』は全て、正統派“生翫造り”に加え、蔵独自の「汲み出し四段」仕込みをしております。